シラバス詳細

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科目名 特定研究 開講年次 秋学期 単位 2 担当者名 矢切/東山/酒井/手塚/桑原/長谷川/伊藤
副題 アーカイブズ学 曜日 金曜 時限 1限 開講年度 2022
科目ナンバリング
授業概要・目的 近年、「アーカイブズ」という用語が様々なシーンで見受けられるようになりました。しかし、未だ「アーカイブズ」には定義がなく、そのため、それぞれの学問分野によって「アーカイブズ」そのものの捉え方が異なっています。
本科目では、様々な学問分野における「アーカイブズ」の定義を踏まえ、それぞれの学問分野における問題点と課題を抽出あるいは整理した上で、多角的な視点から分析することにより、「アーカイブズ学」の全体像を把握することを目的としています。
学修到達目標
  • 「アーカイブズ」を多角的な視点から分析する能力を養い、「アーカイブズ学」の全体像を把握することができる。
  • 「アーカイブズ」の収集、保存、管理、利用の仕組み・意義を理解し、説明することができる。
  • 「アーカイブズ学」に関する高度な専門的知識及び高度な「アーカイブズ学」的思考能力に基づき、自立して研究活動を行うことができる。
  • 「アーカイブズ学」に関する専門的業務に従事するのに必要な研究能力及びその基礎となる豊かな学識を身につけることで「アーカイブズ学」の学問水準を高める研究を行い、その成果を博士論文に反映することができる。
授業方法
この授業は、複数の教員によるオムニバスの講義形式で行います。
新型コロナウィルス感染状況に鑑みて、その時の状況を注視しつつ、履修学性と相談の上で、対面で行うか、「Googlemeet」などを用いたオンラインで行うかを決定します。
担当者ごとに進行方法の詳細は異なるので、各回の担当者の指示に従ってください。
なお、各回の担当者は、授業計画を参照してください。
活用される授業方法
板書
スライド(パワーポイント等)の使用
板書・スライド以外の視聴覚教材の使用
個人発表
グループ発表
ディスカッション・ディベート
実技・実習・実験
学内の教室外施設の利用
校外実習・フィールドワーク
その他(内容は「履修者へのコメント」欄を確認してください)
特になし
成績評価方法・基準
課題・レポート 40%
平常点 60%
教科書・教材・参考文献
教科書・教材 各担当者が適宜、指示します。
参考文献
  • 『地方公共団体における公文書管理制度の形成―現状と課題』(公職研、2017年)
  • 『公文書管理における現状と課題』(中京大学社会科学研究所、2019年)
  • 質問への対応(オフィスアワー等) 原則として、メールによる対応を行いますが、各担当者がそれぞれ対応するため、その連絡先及び方法は、それぞれの各担当者の初回講義において指示します。
    授業計画
    内容
    第1回:アーカイブズの意義-アーカイブズ学を研究する意義(➠東山①)
    第2回:世界のアーカイブズ①-世界のアーカイブズ(アーカイブズ比較研究~アジア)(➠酒井①)
    第3回:世界のアーカイブズ②-世界のアーカイブズ(アーカイブズ比較研究~欧 州)(➠酒井②)
    第4回:法制度Ⅰ①(法学および憲法の観点)-法学および憲法(人権)学からのアーカイブズ研究(➠手塚①)
    第5回:法制度Ⅰ②(憲法の観点)-憲法(統治)学からのアーカイブズ研究(➠手塚②)
    第6回:行政機構①(行政学の観点①)-行政学における情報公開法(➠桑原①)
    第7回:行政機構②(行政学の観点②)-行政学における公文書管理法(➠桑原②)
    第8回:官僚制と文書管理①-日本近代官僚制と文書管理(➠矢切①)
    第9回:官僚制と文書管理②-日本現代官僚制と文書管理(➠矢切②)
    第10回:記録史資料(もの史料含)論-戦争・震災アーカイブズを考える(➠東山②)
    第11回:目録記述論-情報利用のための検索システムの構築とその意義(➠東山③)
    第12回:情報管理論①-電子化された情報を効率よく蓄える技術について考える(➠長谷川①)
    第13回:情報管理論②-ネット情報を効率よく検索するための技術について考える(➠長谷川②)
    第14回:データベース①(検索技術含)-データベースを構築管理する技術とアーカイブへの適用を考える(➠伊藤①)
    第15回:データベース②(検索技術含)-索引付けやメタ情報管理技術とアーカイブズへの応用を考える(➠伊藤②)
    履修者へのコメント 官公庁・民間企業・教育現場等で幅広く必要とされる「アーカイブズ」の問題に興味を持っていることが望ましいです。
    メディア等を通じ、日常的に、近年の時事問題や情報取扱に関する問題や情報を入手する努力を常に行うことを心掛けることが必要です。
    事前事後学習 授業までに、各担当者からの予習・復習箇所等の指示があるので、その指示に従って、事前の予習、及び事後の復習を行ってください。
    各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の構成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。
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