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科目名 電気設計・製図 開講年次 3・4年次秋学期 (6・8セメスター) 単位 2 担当者名 梅村 時博
副題 曜日 火曜 時限 1限 開講年度 2019
科目ナンバリング
授業概要・目的 電気設計製図は、電気機器を製造して市場に提供するために必須の基盤技術の一つである。商品となる電気機器を製造するために必要な材料、寸法、構造などの基本的な必要・重要な要件である。
 本講座では、電気設計とは何か、基本的な事項は何か、それらが製品に何故必要か、どのように生かされるのか等について習得する。製図の基礎、具体的な機器の設計において、逃してはならない必須事項などを、実際の設計部門が直面する課題と共に習得する。また、現在の企業の設計現場で基本ツールとなっている「CAD」について、その基本、製図課題を通して、実際の機器設計、電気設計と構造設計がいかなるものかを習得する。
 電気機器の実際について、その歴史、設計具体例、トラブル事例など、製造メーカが実際に直面する様々な事項を紹介し、企業人・社会に出た時に役立つ様々なノウハウを学ぶ。特に、機器の信頼性とトラブルシューティングなどについて、具体的な事例を紹介する。


 電気機器における、設計図の意義と製図方法を理解し、設計実務に役立つ知識を身につける。具体的には、電気機器の設計について、変圧器、モータを具体的な例として、設計者として大切なことは何かを電気工学の観点から習得する。設計技術者としての基本的なコンセプト、マインドを理解する。
学修到達目標
  • 電気機器の設計図の意義と製図方法を理解して実際の設計業務に習得した技術を活用できる。
  • 電気機器の設計実務に役立つ知識を身につけ、将来の設計者として活躍できる。
  • 変圧器、モータを例として、設計者としての基本を習得して実戦で活用できる。
  • 電気機器設計技術者としての基本的なコンセプト、マインドを確立できる。
  • 電気機器の故障などのトラブルの実態を知り、具体的な対策を設計の観点から理解出来る。
授業方法
講義と実習
活用される授業方法
板書
スライド(パワーポイント等)の使用
板書・スライド以外の視聴覚教材の使用
個人発表
グループ発表
ディスカッション・ディベート
実技・実習・実験
学内の教室外施設の利用
校外実習・フィールドワーク
その他(内容は「履修者へのコメント」欄を確認してください)
特になし
成績評価方法・基準
定期試験 80%
課題・レポート 20%
教科書・教材・参考文献
教科書・教材 試料 配布 
参考図書:最新電気製図 実務出版
参考文献
質問への対応(オフィスアワー等) 授業中に対応。
授業計画
No. 項目 内容
1 概要 電気設計のアウトライン 電気設計の基本的考え方
2 電気機器のルーツと設計の基本になること 電気機器の設計にあたり、機器の歴史等を知る
3 製図法 1 製図の基本、図面のきまり、三角法、線、JIS規格、電気機器規格
4 製図法 2 具体的な図面の書き方、電気設計固有のきまりとノウハウ
5 電気の基礎知識 電気設計にあたり心得るべき、電気的な基礎知識
6 変圧器の基本 変圧器の設計の具体例と設計の基本:電設計と構造設計
7 変圧器の設計 電気設計と構造設計の関連、そして製造現場に流す情報を知る
8 変圧器の設計の実際 変圧器の種類と設計コンセプト、油入、ガス絶縁、モールド絶縁
9 電気設備と電子機器 電気設備のいろいろと電子機器
10 実際の変圧器は? 実際の電力機器設備について
11 磁性材料と電気機器 物作りを行うために必要な基礎知識として、材料知識の必要性
12 電気機器の信頼性 設計し製造した機器は、何年稼働出来るか、その信頼度は??
13 電気機器の信頼性 2 実際の製品の設計における信頼寿命の決め方
14 CADの基本 CADとは何か、設計者が心得ること
15 電気機器のトラブル解決支援 設計した機器のトラブルにどう対処するべきか?
履修者へのコメント 設計、開発の現場はどうなっているのかの観点からは 講義を進める。
トラブルシューティングなどの実例を設計の観点から実例を用いて解説する。
事前事後学習 講義を良く聴くこと。事前予習の必要はありません。
各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の構成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。
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