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科目名 エレクトロニクス概論 開講年次 2~4年次秋学期 (4・6・8セメスター) 単位 2 担当者名 磯 直行
副題 エレクトロニクス技術を概観しよう 曜日 水曜 時限 2限 開講年度 2019
科目ナンバリング
授業概要・目的 システムの設計・構築に必要な技術であるディジタル回路や電子デバイスに関する専門知識を習得する「エレクトロニクスコース」の概要を解説する。
コンピュータをはじめとする高機能なシステムは、多くの電子回路や半導体デバイス等の基礎技術により実現されていることを学ぶ。
講義では、アナログ回路、ディジタル回路、半導体工学等のエレクトロニクス分野の基礎技術について概説する。
また、それらを応用したLSIの設計手法や、さらに大規模な機能を実現するシステムLSIの設計についても概説する。
学修到達目標
  • システム設計・構築に必要なディジタル回路や電子デバイス技術を説明できること。
  • 「エレクトロニクスコース」の概要を説明できること。
授業方法
講義に加えて、適宜実習も行う。
活用される授業方法
板書
スライド(パワーポイント等)の使用
板書・スライド以外の視聴覚教材の使用
個人発表
グループ発表
ディスカッション・ディベート
実技・実習・実験
学内の教室外施設の利用
校外実習・フィールドワーク
その他(内容は「履修者へのコメント」欄を確認してください)
特になし
成績評価方法・基準
定期試験 80%
平常点 20%
教科書・教材・参考文献
教科書・教材 《教科書》講義開始時または事前に資料等を配布します。
《参考文献》適宜紹介します。
参考文献
質問への対応(オフィスアワー等) まず、講義時間前後に質問すること。
講義時間以外は、研究室に来て質問すること。
電子メールで予約をすると確実である。
授業計画
No. 項目 内容
1 エレクトロニクス技術 かつて日本が電子立国として活躍した時代と、現代の新しい「エレクトロニクス技術」について概説する。
2 電子回路 家電製品等に使われている電子回路について、そこで使われている部品やその設計手法について述べる。
3 アナログ回路 電子回路で重要なアナログ信号を扱う回路について述べる。センサ素子等から出力された微弱信号を高速に演算処理する回路について学ぶ。
4 ディジタル回路 AD変換器によりアナログ信号をディジタル信号に変換した後、柔軟な動作を実現するディジタル回路の設計について述べる。
5 回路を構成する素子 アナログ、ディジタル回路を構成するICやLSI等の半導体素子について述べる。
6 半導体工学 半導体内の電子・ホールの動きについて述べる。
7 デバイス設計技術 高速FET等の高速動作を実現するための半導体素子や、大電流を扱うダイオード等の半導体デバイスの設計技術について述べる。
8 電子材料 電子回路の実現に欠かすことのできない半導体や絶縁体を構成する電子材料について述べる。
9 アナログ・ディジタル混載システム 1つのシステム内にアナログ回路とディジタル回路を混載し、それらが互いに連携しあって設計・動作するアナ・デジ混載システムについて述べる。
10 高集積化技術 ICやLSI等に半導体素子を集積化することにより、小型化だけでなく、高速化、低消費電力化等を実現する技術について述べる。
11 システムLSI 現代のシステムでは、システム全体を1つのLSIに搭載してしまう技術が多用されている。このシステムLSI化技術について述べる。
12 SoC(System on Chip) LSI内のチップにシステム全体を搭載するさらに高度なシステム構築技術について述べる。
13 システム設計技術 大規模システムを構築する際、その実現をハードウェアとソフトウェアでバランス良く設計する技術について述べる。
14 システム製造技術 システムを製造するためのLSI等の素子や部品を製造する技術について述べる。
15 エレクトロニクス技術応用 光エレクトロニクス等、エレクトロニクス技術を応用した素子等について紹介する。
履修者へのコメント 講義と実習を織り交ぜて実施します。
事前事後学習 講義は、前回の内容に積み重ねて進めていきます。
事前学習として、授業時間と同程度の時間を確保し(1~2時間程度)、前回までの内容を理解してくること。
また、事後学習として、授業時間と同程度の時間を確保し(1~2時間程度)、演習を行うこと。
各授業科目は、各学部・学科・研究科の定める学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)と教育課程の構成・実施方針(カリキュラム・ポリシー)に基づき、カリキュラム上に配置されています。学位授与方針と各授業科目との関連については、カリキュラム・マップに掲載されています。
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